お知らせ

訪問看護でできる医療行為一覧

― ケアマネジャーが知っておきたい判断ポイントと連携のコツ ―


第1部|訪問看護で「できる」医療行為【基本編】

ケアマネジャーから最も多く聞かれるのが

「訪問看護って、具体的にどこまでできるんですか?」
という質問です。

ここではまず、訪問看護で実施可能な代表的な医療行為を整理します。


1. 日常的に多い医療行為

● バイタルサイン測定・全身状態の観察

  • 血圧、脈拍、体温、SpO₂
  • 呼吸状態、浮腫、疼痛評価
  • 意識レベル・食事摂取状況の観察

👉 異常の早期発見が最大の役割
👉 急変リスクのある利用者ではケアマネ連携の要


● 服薬管理・服薬支援

  • 内服薬の管理、残薬確認
  • 服薬方法の指導(嚥下状態に応じた工夫)
  • 副作用の観察・医師へのフィードバック

※配薬行為自体は訪問介護でも可能ですが、
副作用評価・医学的判断が必要な場合は訪問看護の領域です。


● 創傷処置・褥瘡ケア

  • 褥瘡の評価(DESIGN-R等)
  • 創部洗浄・被覆材交換
  • 悪化時の医師報告・処置提案

👉 ケアマネが迷いやすいポイント
「予防」は介護、「治療・評価」は看護


2. 医師の指示が必要な医療行為

● 点滴・注射(皮下・筋肉)

  • 末梢点滴
  • 皮下注射(インスリン等)
  • 筋肉注射(医師指示下)

訪問看護指示書が必須


● インスリン注射・血糖測定

  • 自己注射支援
  • 血糖測定・低血糖時対応
  • 食事・生活指導との連携

👉 独居・認知症がある場合は
訪問看護導入で在宅継続が可能になるケースも多い


● 在宅酸素療法(HOT)

  • 酸素流量管理
  • 機器トラブル対応
  • 呼吸状態の評価

🔗 内部リンク例


第2部|医療依存度が高いケースでの医療行為【実践編】

次に、「これは訪問看護で本当に対応できるの?」と聞かれやすい領域です。


3. 医療機器の管理・処置

● 胃ろう・経管栄養

  • 注入管理
  • 皮膚トラブルの予防・対応
  • 誤嚥・嘔吐時の評価

● 尿道カテーテル・ストマ管理

  • 留置カテーテル管理
  • ストマ装具交換
  • 感染兆候の観察

👉 感染リスク管理=訪問看護の強み


● 人工呼吸器・吸引

  • 喀痰吸引
  • 呼吸器設定の確認
  • 緊急時対応フローの共有

4. ターミナル・緩和ケア

● 疼痛管理

  • 麻薬管理補助
  • 疼痛評価
  • 医師との薬剤調整連携

● 看取りケア

  • 家族支援
  • 死前・死後のケア
  • ACP(人生会議)の支援

👉 ケアマネ単独では抱えきれない領域
👉 訪問看護が入ることで支援の質が安定


🔗 外部リンク例


第3部|ケアマネが押さえるべき判断軸と連携ポイント【判断・連携編】

最後に、ケアマネ視点で知っておくとプランが組みやすくなるポイントを整理します。


5. 訪問介護との線引き判断

視点訪問介護訪問看護
目的生活支援医療的評価・判断
服薬配薬副作用・調整
褥瘡予防治療・評価
急変対応×

👉 「判断が必要かどうか」が最大の分かれ目


6. 訪問看護導入を検討すべきサイン

  • 発熱・疼痛が頻回
  • 食事量・ADLが不安定
  • 医療機器の使用開始
  • 家族介護負担が急増

これらが重なった時点で
早めに訪問看護へ相談することで在宅継続がしやすくなります。


7. Uchi careが大切にしていること

株式会社Uchi careでは
医療を提供するだけでなく、ケアマネと一緒に支える
ことを重視しています。

  • 状況共有のしやすさ
  • 判断に迷った時の相談
  • 利用者・家族を含めた意思決定支援

👉 “使いやすい訪問看護”であることを大切にしています。


まとめ|「できること」を知ると、プランはもっと組みやすくなる

訪問看護でできる医療行為を正しく理解することで

  • ケアプランの精度
  • 利用者の安心感
  • ケアマネ自身の負担

すべてが軽くなります。

迷ったら、まず相談できる関係性づくりから。
それが、地域で支える在宅医療の第一歩です。






※下記、図解をまとめていますので参考資料として活用ください。
なお、原則訪問看護は体調管理や服薬管理においても指示書が必要ですが、医療行為として指示が必要なものとして図解にしておりますのでご了承ください。

©️2024 Uchi care Inc.