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冬場に気を付けたい体調の変化

ー在宅療養者や高齢者が冬を乗り切るための完全ガイドー

はじめに|冬は「体調の変化が最も見えにくい季節」
冬は、気温の低下・空気の乾燥・日照時間の減少といった複数の環境要因が重なり、人の身体にとって大きな負担がかかる季節です。
特に在宅療養者や高齢者の場合、
- 体温調節機能の低下
- 基礎疾患・慢性疾患の影響
- 活動量の減少
- 不調を「年のせい」「冬だから」と我慢してしまう傾向
が重なり、体調の変化が生活の中に埋もれてしまうことが少なくありません。
冬に体調を崩しやすくなる主な理由
寒さによる血管収縮と循環機能への影響
寒冷刺激を受けると、体は熱を逃がさないよう血管を収縮させます。
その結果、
- 血圧上昇
- 心臓への負担増加
- めまい・ふらつき
が起こりやすくなります。
高血圧や心疾患、脳血管疾患をお持ちの方は、冬場に症状が悪化しやすいため注意が必要です。
▶ 外部リンク:厚生労働省|高血圧対策
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kouatsu.html
空気の乾燥と免疫力の低下
冬は湿度が下がり、鼻や喉の粘膜が乾燥します。
これによりウイルスが体内に侵入しやすくなり、感染症のリスクが高まります。
冬場に特に注意したい体調の変化【重要項目】
① 冬でも起こる脱水症状
脱水は夏だけの問題ではありません。
高齢者や在宅療養者では、冬の脱水が非常に多いことが知られています。
主なサイン
- 尿量が減る・色が濃い
- 口や唇が乾く
- 便秘が続く
- 元気がない
脱水は、感染症・意識障害・転倒リスクを高めます。
▶ 外部リンク:日本老年医学会|高齢者の脱水予防
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/
② 血圧変動とヒートショック
冬場の家庭内事故で特に注意が必要なのがヒートショックです。
起こりやすい場面
- 暖かい部屋 → 寒い脱衣所
- 寒い浴室 → 熱い湯船
失神、心筋梗塞、脳卒中につながることもあります。
▶ 外部リンク:消費者庁|ヒートショックに注意
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/
③ 呼吸器症状・感染症の悪化
冬はインフルエンザや新型コロナウイルスなど、呼吸器感染症が流行しやすい季節です。
▶ 外部リンク:厚生労働省|感染症情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou.html
④ 活動量低下による筋力・体力低下
寒さによる外出機会の減少は、
- 筋力低下
- 関節のこわばり
- 転倒リスク増加
につながります。
⑤ 食欲低下・低栄養
冬は体調不良や活動量低下により、低栄養状態に陥りやすくなります。
低栄養は免疫力低下や回復力低下につながります。
⑥ 気分の落ち込み・意欲低下
日照時間の短さや外出機会の減少は、気分の落ち込みや意欲低下につながることがあります。
冬場の体調変化を防ぐ具体的な対策
室温・湿度管理
- 室温:18〜22℃
- 湿度:40〜60%
こまめな水分摂取
- 喉が渇く前に少量ずつ
- 温かい飲み物を活用
入浴時のヒートショック対策
- 脱衣所・浴室を事前に暖める
- 湯温は40℃以下
無理のない運動
- 室内体操
- 椅子に座ったままの運動
在宅療養では「周囲が気づく」ことが最大の予防
冬場の体調変化は、本人よりも家族や訪問スタッフが先に気づくことが多くあります。
専門職と連携した冬の体調管理
在宅療養の体調管理は、家族だけで抱える必要はありません。
- 訪問看護師
- ケアマネジャー
- 主治医
と連携し、早めに相談することが重症化予防につながります。
まとめ|冬の体調管理は「早めの気づき」がすべて
冬は在宅療養者・高齢者にとって、体調を崩しやすく悪化しやすい季節です。
小さな変化に気づき、早めに対応し、専門職とつながっておくこと。
それが、安心して冬を過ごすための最大の予防策です。
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