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認知症の方への訪問看護|仙台・宮城で“その人らしさ”を支えるパーソンセンタードケアと家族支援【認知症ケア専門士在籍】

認知症の方への訪問看護|その人の人生をまるごと支える、パーソンセンタードケア
キーワード例:認知症 訪問看護 仙台/宮城、パーソンセンタードケア、本人らしさ、家族支援、認知症ケア専門士、在宅医療、BPSD、生活歴、回想法、強みの活用
認知症の在宅療養を「その人らしさ」を軸に支える訪問看護。生活歴と価値観に寄り添い、できる力を引き出すパーソンセンタードケア。認知症ケア専門士が家族と歩む安心の地域サポート(仙台・宮城)。

はじめに—「病名」ではなく「〇〇さん」を見る
認知症ケアの起点は、症状や困りごとよりもその人が歩んできた人生にあります。長年の仕事、家族との時間、好きだった音楽や季節の行事——それらは今も確かに生きており、日々を整える重要な“手がかり”です。当ステーションは、ネガティブなイメージを生まない言葉選びと関わり方を徹底し、本人の「できる」を最大限に認め、希望と誇りが続く在宅生活をチームで支えます。
私たちの合言葉は「本人の味方、家族の味方、地域の味方」。
その人の人生観・価値観に寄り添い、暮らしの中で“良い瞬間”を増やします。
(内部リンク:訪問看護サービス全体像)
私たちのケアの柱(5つの視点)
1. 生活歴(ライフヒストリー)から始める
初回訪問から生活歴インタビューを行い、仕事・役割・趣味・日課・家族の語りを丁寧に集めます。
- 元大工さんなら、工具の手触りに反応が良いかもしれません。
- お茶の時間が習慣だった方には、毎日の“お茶の段取り”を役割としてお願いする——それだけで生活のリズムと自尊感情が戻ります。
- 写真アルバムや昔の歌は、回想を促し、安心感のスイッチになります。
(内部リンク:UCHINOWA:地域の交流スペース|家族サポートの取り組み)
2. 「できること」を増やす、強みベースの支援
「禁止・制限」よりも**“できる活動”を積み上げる設計**を重視。
- 服薬は**“一緒に確認する仕組み”**を作り、本人の主体性を守る
- 料理好きなら簡単な盛り付けをお願いして役割を回復
- 外出が好きなら近所一周の“いつもの道”の再構築から
小さな成功体験の積み重ねは、BPSD(不安・焦燥・昼夜逆転等)の軽減にもつながります。
(外部リンク:[厚生労働省|認知症政策総合](https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000074096.html))
3. 認知症ケア専門士がチームの軸に
当ステーションには認知症ケア専門士(※)をはじめ、訪問看護師・療法士が連携。評価→計画→実践→再評価のPDCAを迅速に回し、医学的安定と生活の質(QOL)の両立を図ります。
- 症状変化の早期察知(感染や脱水、便秘、痛みなどの“身体要因”を見逃さない)
- 環境調整(危険の予防と“心地よい刺激”の両立)
- 家族のケア負担の見える化と緩和策の提案
※認知症ケア専門士は、学術・実践の両輪で認知症ケアの質向上に寄与する民間認定資格です。
(外部リンク:[日本認知症ケア学会|認知症ケア専門士](https://dementia-care.jp/))
4. 家族の“つらさ”に伴走する
介護者の孤立は本人の不安にも連動します。
- カレンダー・声かけ・家事の役割分担など**“家族の暮らしが回る工夫”**を一緒に設計
- つらい気持ちを安心して話せる定期モニタリング
- 「言い換え」や「間」を使ったコミュニケーション支援
- 地域資源(通いの場、認知症カフェ、家族会)へのつなぎ
(内部リンク:居宅介護支援(ケアマネジャー)との連携)
5. 医療・リハ・地域が“面”で支える
主治医、地域包括支援センター、ケアマネ、通所・小規模多機能、見守りネットワーク等と水平連携。
- 夜間・急変時の情報共有で重複受診・入院リスクを低減
- OT/PTの活動・参加(家事・趣味・社会交流)へのアプローチ
- 見取りまで含めた人生会議(ACP)の伴走
(外部リンク:[認知症カフェ・家族会の地域情報(例:各自治体ページ)])
ケアの具体例—「昔の職業・趣味」が生きる場面
- 元農家のAさん:朝の“見回り”を玄関先のプランターに置き換え。水やり・葉の観察を“役割”に。昼寝の質が改善し、夕方の落ち着きが増えました。
- 縫い物が得意なBさん:ボタン付け用の“マイスペース”を確保。週2回の“作品見せ”が会話の糸口に。
- 営業職だったCさん:来訪予定をホワイトボードに記載。「予定→実行→チェック」の流れで安心感が上がり、外出への前向きさが戻りました。
ネガティブイメージを生まない工夫(言葉・環境・関係)
- 言葉:
- ×「徘徊」→ ○「いつもの道を探している」
- ×「問題行動」→ ○「不安のサイン・助けを求める表現」
- 環境:
- 片付け過ぎず、“手がかり”を意図的に残す(愛用カップ、帽子掛け、道具箱)
- 光・音・温度・動線の“違和感”を減らす
- 関係:
- 指示より共同作業へ(「やってください」→「一緒にやりましょう」)
- 迷った時は共感→選択肢(「不安なんですね。AとB、今日はどちらが良いですか?」)
(外部リンク:[認知症施策推進大綱(政府)](https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000207015_00002.html))
看護とリハの統合アプローチ
- 看護:疼痛・睡眠・便秘・脱水・感染徴候の早期発見、服薬アドヒアランス、転倒予防、栄養・嚥下評価
- リハビリ(OT/PT):身体機能だけでなく活動・参加を支える訓練、コミュニケーション支援
- 計測とふりかえり:BPSDの頻度・発生状況、活動量、睡眠の質などを家族と見える化し、“効いているケア”を続ける設計へ
(内部リンク:リハビリテーションのご案内)
よくあるご相談(FAQ)
Q1. 物忘れが増えて心配。どの段階で相談すべき?
A. 「日常に支障が出てきたかな」と感じた時点でご相談ください。早期の生活調整は負担を軽くします。医師受診の同伴や情報提供も可能です。
Q2. 夜間の不穏がつらい。薬に頼りたくないのですが?
A. 水分・排泄・痛み・環境刺激・日中活動量など身体と暮らしの要因を丁寧に整えます。必要時は主治医と相談し、最小限で安全性を確保します。
Q3. 一人暮らしでも在宅は可能?
A. 見守り機器や地域の見回り、短時間デイ等と連携し、“組み合わせ”で可能性を広げます。
Q4. 家族が限界。施設か在宅か迷っています。
A. 混ぜる選択(短期入所や通所の併用、在宅と施設の行き来)も含め、その時々の最適解を一緒に探します。
(内部リンク:お問い合わせ)
当ステーションを選ぶ理由(仙台・宮城エリア)
- 認知症ケア専門士を中心としたチームによる専門的在宅ケア
- 病院・クリニック・地域包括・介護事業所との面で支える連携
- 生活歴に基づくパーソナルプランでBPSD軽減とQOL向上
- 家族への心理的サポートと介護教育
- 緊急時も途切れさせない支援体制(情報共有・連絡体制の整備)
(内部リンク:対応エリア・空き状況)
まとめ—「今日のうまくいった」を一緒に増やす
認知症の在宅療養は、“失われたもの”ではなく“今ここにある力”に光を当てる旅です。できたことの数だけ笑顔が増え、暮らしが整っていきます。当ステーションは、本人と家族に寄り添う伴走者として、医学・生活・地域をつなぎ、その人らしさの継続を支えます。
まずはお気軽にご相談ください。
- 電話:022-253-6022
(外部リンク:[認知症の基礎知識(厚生労働省 e-ヘルスネット 等)]、[日本認知症ケア学会](https://dementia-care.jp/))

